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『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』刊行記念トークイベント 田野大輔×百木漠×小野寺拓也 アイヒマンに〈悪の凡庸さ〉を見出すことは可能なのか?
【日時】2023年11月11日(土)16:00〜17:30
配信参加費:1,650円
来店参加費:2,200円
命令に従って組織の歯車として働く凡庸な役人が、巨大な悪を成し遂げてしまうことがある。
アイヒマンは、そのような人物とみなされてきた。
――この一般に理解されている「歯車理論」は、アーレント自身が否定していたものであり、アイヒマンが凡庸な役人ではないという点では、本書の編著者も共通理解に立っています。しかし、歴史研究者とアーレント研究者の間には、なおも認識の隔たりがあります。
本書でおこなわれた「対話」に引き続き、歴史学の視点からアイヒマンに〈悪の凡庸さ〉を見るのは適切ではないとする歴史研究者と、アイヒマンにあってこそ〈悪の凡庸さ〉という概念は意味をもつとするアーレント研究者が、〈悪の凡庸さ〉概念をめぐってさらに議論を深めていきます。
ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。
※会場には小野寺拓也さんのみがいらっしゃいます。 田野大輔さん・百木漠さんはリモートでのご登壇です。
◆アーカイブ視聴について◆
イベント終了後に、配信参加/来店参加の方ともにご視聴いただけるアーカイブ配信を予定しております。準備ができ次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内します。
ご案内はイベント終了後1週間以内に差し上げる予定です。
<書籍紹介>
『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』
田野 大輔 編著
小野寺 拓也 編著
香月 恵里 著
百木 漠 著
三浦 隆宏 著
矢野 久美子 著
大月書店 刊
¥2,400円(本体)+税
発売日:2023年9月20日
アイヒマンを形容した〈悪の凡庸さ〉。アーレント自身は歯車のように命令に従っただけという理解を否定していたにもかかわらず、多くの人が誤解し続けている。この概念の妥当性や意義をめぐり、アーレント研究者とドイツ史研究者が真摯に論じ合う。
〈登壇者プロフィール〉
●田野大輔(たの だいすけ)1970年生まれ
甲南大学文学部教授
主要著作:『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(共著、岩波書店、2023年)、『ファシズムの教室──なぜ集団は暴走するのか』(大月書店、2020年)、『愛と欲望のナチズム』(講談社、2012年)、『魅惑する帝国──政治の美学化とナチズム』(名古屋大学出版会、2007年)
●百木漠(ももき ばく)1982年生まれ
関西大学法学部准教授
主要著作:『嘘と政治──ポスト真実とアーレントの思想』(青土社、2021年)、『漂泊のアーレント戦場のヨナス──ふたりの二〇世紀ふたつの旅路』(共著、慶應義塾大学出版会、2020年)、『アーレントのマルクス──労働と全体主義』(人文書院、2018年)
●小野寺拓也(おのでら たくや)1975年生まれ
東京外国語大学大学院総合国際学研究院准教授
主要著作:『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(共著、岩波書店、2023年)、『野戦郵便から読み解く「ふつうのドイツ兵」──第二次世界大戦末期におけるイデオロギーと「主体性」』(山川出版社、2022年)、『エゴ・ドキュメントの歴史学』(共著、岩波書店、2020年)
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【日時】2023年11月11日(土)16:00〜17:30
【配信参加】
・参加費:1,650円
・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
・インターネット接続環境下のPC、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。
・Zoomご利用にあたっては、事前にアプリをインストールしてください。インストールや使用は無料です。
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください。
・配信映像の録音・録画はご遠慮ください。
・原則として、お申込み後はキャンセルできません。
【来店参加】
・参加費:2,200円
・定員:35名
・会場:今野書店地下1階
・開演時間の30分前から開場・受付します。
・会場にはエレベーターがありませんので、車椅子やベビーカーでお越しの方は、お手数ですが事前にお問い合わせの上、ご予約くださいますようお願いします。できる限りご要望に添えるよう対応いたします。
・原則として、お申込み後はキャンセルできません。当日ご欠席される場合でも、リアルタイム配信をお持ちの端末から視聴することができます。配信でのご視聴に関しましては、上記の【配信参加】をご確認ください。
〈主催・会場〉
今野書店
住所:杉並区西荻北3-1-8
〈お問い合わせ先〉
ご不明な点がございましたら、event(at)konnoshoten.com[※(at)を@に変換してください]までお問い合わせください。