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『いくつもの武蔵野へ―郊外の記憶と物語』『宮本常一―民俗学を超えて』W刊行記念 赤坂憲雄×木村哲也トークイベント 武蔵野から宮本常一を考える

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「東北学」を掲げ、歩く、見る、聞く、そして書く実践を行ってきた赤坂憲雄さんの思索の傍らには、柳田国男、折口信夫ともに、宮本常一の著作がありました。

2011年1月、赤坂さんは東日本大震災の直前に生まれ育った東京に戻り、「汝の足元を深く掘れ、そこに泉あり」という言葉を胸に、自身の故郷である武蔵野に、あらためて向き合います。

以降、綴られてきた武蔵野に関する論考をまとめたのが、昨年10月に刊行された『いくつもの武蔵野へ——郊外の記憶と物語』です。

この著作のなかでも、赤坂さんは武蔵野を考える一つの手がかりとして宮本常一を掲げています。

宮本常一もまた、赤坂さんが育った府中の地に長きにわたって暮らし、武蔵野について多くを書き残した人でした。

『いくつもの武蔵野へ』では、ハンセン病療養所、多磨全生園の隔離生活のなかで創作活動をした作家の北條民雄や、多磨全生園の森についても評されています。

その多磨全生園に隣接する国立ハンセン病資料館の学芸員として、ハンセン病文学の紹介においてもめざましい活躍をされている木村哲也さんが、この1月、岩波新書から『宮本常一——民俗学を超えて』を上梓されます。

木村さんは武蔵野の地の高校に学んだ10代のころから宮本常一の著作に魅了され、『忘れられた日本人』の舞台となった土地とゆかりの人を訪ね歩き、宮本常一の資料を所蔵する周防大島文化交流センターの学芸員も務められました。

今回の著作は宮本常一の生涯をたどりながら、宮本常一の仕事を受け止めた人々を通して「民俗学者」にとどまらぬ宮本常一の思想を描く、木村さんの初志貫徹にして渾身の一冊となります。

やはり宮本常一の仕事を、それも武蔵野の地で受け止めた人である、赤坂憲雄さんと木村哲也さん。今回のイベントでは、互いの2冊の新著を契機としつつ、さらにその先をめざし、宮本常一と武蔵野について、武蔵野の一角の西荻窪にて縦横無尽にお話しいただきます。

かねてより、ぜひ語り合いたいと思われていたお二人による、初の対談です。ぜひご参加ください。

◆アーカイブ視聴について◆
イベント終了後に、配信参加/来店参加の方ともにご視聴いただけるアーカイブ配信を予定しております。準備ができ次第、Peatixのメッセージ機能よりご案内します。
ご案内はイベント終了後1週間前後に差し上げる予定です。

 ◆サイン会について◆
来店参加のお客様向けに、イベント終了後、赤坂憲雄さん・木村哲也さんのサイン会を開催します。当日は会場でもお二人の書籍を販売しています。
他店様でご購入の本をお持ちいただいてもかまいません。ぜひご参加ください。

※会場で使用できるのは現金またはPayPayのみとなります。ご注意ください。

※当日販売書籍

・赤坂憲雄さん著書『いくつもの武蔵野へ――郊外の記憶と物語』岩波書店 税込3,080円

・木村哲也さん著書『宮本常一――民俗学を超えて』岩波書店 税込1,056円

【会場】西荻のことビル2F 西荻シネマ準備室(東京都杉並区西荻南3丁目6-2 )

<書籍情報>

『いくつもの武蔵野へ——郊外の記憶と物語』

赤坂憲雄 著

岩波書店刊

2025年10月24日発売

本体価格2,800円+税

江戸=東京を生かしてきたのは、西側に広がる武蔵野の、土、水、人──多くは他の地から来た移民であった。幼き日の原風景を溯り、文学やアニメ等から武蔵野をめぐる知の鉱脈を掘り起こす。土地に根差すことなき民俗学の試み。

『宮本常一——民俗学を超えて』

木村哲也 著

岩波書店刊

2026年1月20日発売

本体価格960円+税

生涯をかけて各地を旅し、人々の声に耳を傾けつづけた宮本常一。『忘れられた日本人』をはじめとする仕事は、従来の日本像を見直す民俗学の成果であるとともに、民俗学を超えて、多大な影響を与えてきた。網野善彦、司馬遼太郎ら、宮本の言葉と行動を受けとめ独創的な仕事を成した人々を通して、今に生きる宮本民俗学を考える。

<登壇者プロフィール>

●赤坂憲雄(あかさか のりお)

1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。民俗学者。日本をフィールドとして旅をしながら、東北学や日本文化論をめぐる沃野を耕してきた。『異人論序説』『王と天皇』(ちくま学芸文庫)、『境界の発生』『結社と王権』(講談社学術文庫)、『象徴天皇という物語』『東北学/忘れられた東北』『岡本太郎の見た日本』(岩波現代文庫)、『東西/南北考』『武蔵野をよむ』(岩波新書),『遠野/物語考』(荒蝦夷)、『震災考』(藤原書店)、『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店)、『民俗知は可能か』(春秋社)、『災間に生かされて』(亜紀書房)、『奴隷と家畜』『怪物たちの食卓』『定本 柳田国男の発生』(青土社)など、著書多数。

●木村哲也(きむら てつや)

1971年、高知県生まれ。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士後期課程修了。博士(歴史民俗資料学)。周防大島文化交流センター学芸員などを経て、国立ハンセン病資料館学芸員。著書に『『忘れられた日本人』の舞台を旅する――宮本常一の軌跡』(河出文庫)、『宮本常一を旅する』(河出書房新社)、『駐在保健婦の時代 1942―1997』(医学書院)、『来者の群像――大江満雄とハンセン病療養所の詩人たち』(編集室水平線)、編著に『大江満雄セレクション』(書肆侃侃房)、『どこかの遠い友に 船城稔美詩集』(柏書房)など。

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<イベント概要>※必ずお読みください

【日時】2026年2月14日(土)18:00〜19:30

【配信参加】

・参加費:1,650円

・配信はZoomのウェビナー機能というサービスを使用いたします。
・インターネット接続環境下のPC、スマートフォン、タブレットからご視聴いただけます。
・Zoomご利用にあたっては、事前にアプリをインストールしてください。インストールや使用は無料です。
・イベント中、お客様の顔や音声などは配信されませんのでご安心ください。
・配信映像の録音・録画はご遠慮ください。
・イベント中のお問い合わせや質問コーナーへの投稿は、Zoom画面下部の「Q&A」から送信できます。
・Zoom画面の[字幕を表示] ボタン([cc]ボタン)をクリックで字幕が表示されます(自動生成字幕につき、間違いがございます)。
・原則として、お申込み後はキャンセルできません。リアルタイムでの視聴ができない場合も、後日アーカイブが視聴可能です。

【会場参加】
・参加費:2,200円
・定員:30名
・会場:西荻のことビル2F 西荻シネマ準備室
・開演時間の30分前から開場・受付します。
・会場である”西荻のことビル”には、2階へ上がるエレベーター・エスカレーターがございません。車いすでお越しの方は、恐れ入りますが事前に連絡くださるようご協力をお願いいたします。
・原則として、お申込み後はキャンセルできません。当日ご欠席される場合でも、リアルタイム配信をお持ちの端末から視聴することができます。配信でのご視聴に関しましては、上記の【配信参加】をご確認ください。

〈会場〉
西荻のことビル2F 西荻シネマ準備室
167-0053 東京都杉並区西荻南3-6-2


〈主催〉
今野書店


〈お問い合わせ先〉
お問い合わせはPeatixを通してお送りください。ページ下部にある[主催者へ連絡]ボタンをクリックでご連絡フォームが開きます。