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【アーカイブ販売】『空想映像文化論』刊行記念トークイベント「アニメと特撮~氷川竜介「空想映像文化論」が示す未来」氷川竜介×會川昇×前田久

※イベントは2025年4月12日、今野書店にて開催されました。
※本チケットは2025年8月2日までの限定販売です。
※ご購入後は2025年9月2日までの期間、何度でもご視聴いただけます。
登壇者
氷川竜介(著者・アニメ特撮研究家)
會川 昇(アニメ特撮脚本家)
前田 久(アニメライター)
アニメ×特撮が産んだ日本アニメの独自性とは。かつて「テレビまんが」の時代があった!
長年アニメ・特撮研究家として活動し、執筆や講演の傍ら、明治大学大学院でアニメや特撮の歴史や表現・技術に着目したカリキュラムを教えてきた氷川竜介氏が、『日本アニメの革新』(2023年 角川新書)に続いて上梓した『空想映像文化論 怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ』がいま話題を呼んでいます。
かつて60年代から70年代にかけて「テレビまんが」という言葉がありました。子ども向けに作られたテレビ番組、アニメや特撮(怪獣)、人形劇、時代劇、時にはバラエティ番組までも総称した言い回しです。蔑称でもありましたが、子どもたちにとってはみな等価で、区別のない娯楽でした。
しかし現代ではどうでしょうか。2024年の米国アカデミー賞に選出された「君たちはどう生きるか」「ゴジラ−1.0」を関連付けて語る人は殆どおりませんし、観客も全く別ジャンルと認識しています。
果たしてアニメと特撮のそうした分断はいつ起きたのか、「テレビまんが」はなぜ死んだのか?
氷川氏の著書ではもう一度「テレビまんが」時代に実在した各ジャンルの相互関係性を読み解くことで、未来への視点が生まれると問題提起されています。
今回のトークイベントは『空想映像文化論』の内容に一歩踏み込み、そこには書ききれなかった膨大な背景情報、また「テレビまんが時代」を知らない若い世代の視点を戦わせることで、本書の内容を深掘りしたいと考えています。
著者の氷川竜介氏は「ジ・アート・オブ・シンゴジラ」や、開催中の「宇宙戦艦ヤマト 全記録展」など、最新の作品から貴重な過去の作品資産の保存、研究、啓蒙活動にも関わり続けています。
今野書店のイベントではお馴染みの會川昇氏は西荻窪在住、原作もつとめた「コンクリート・レボルティオ 超人幻想」や、舞台「魔法の呪文はガン・マビレーテ」など「テレビまんが」文化に影響を受けた作品を執筆。
かつてはアニメや特撮の編集者として氷川氏の後輩でもありました。
前田久氏は1982年生まれ、氷川氏の24歳下で「テレビまんがの時代」を体験していない世代です。
生まれた時からアニメ雑誌があり、既にアニメと特撮が分断していた環境で育った前田氏は、氷川氏の提言をどう捉えたのか。現役のアニメ誌ライターであり舌鋒の鋭さで知られる氏の発言に注目です。
【サンプル動画】
画質・音質はこちらからご確認ください。
<書籍紹介>
『空想映像文化論 怪獣ブームから『宇宙戦艦ヤマト』へ』
著者:氷川竜介

KADOKAWA 刊
発売日 2025年3月12日 本体価格1,800円+税
日本アニメの独自性は、特撮抜きには理解できない!
『ウルトラマン』、『仮面ライダー』、『宇宙戦艦ヤマト』、『機動戦士ガンダム』――アニメ・特撮が混然一体だった1960、70年代「テレビまんが」から考える画期的メディア文化論
<登壇者プロフィール>
●氷川竜介 (ひかわ・りゅうすけ)
1958年兵庫生。アニメ特撮研究家。明治大学大学院特任教授。ZEN大学教授。アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)副理事長 。
「宇宙戦艦ヤマト」のファン活動、同人「怪獸倶楽部」への参加から、アニメ特撮の出版やレコードなどに若くして関わる。執筆、映像ソフトの解説、「BSアニメ夜話」など活動は多岐にわたり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員、毎日映画コンクールアニメーション部門審査委員、東京アニメアワードフェスティバル実行委員などを歴任 。
●會川昇 (あいかわ・しょう)
1965年東京生 。脚本家。
若い頃の氷川達が作ったアニメや特撮の研究本に触発され、大人になってもアニメや特撮を観てもいいんだと教えられたオタク第二期世代。自らも特撮誌「宇宙船」に寄稿する中で高校二年でアニメ脚本家としてデビュー、現在に至る。子ども向けアニメも深夜枠のマニア向けアニメも担当し、また多くの特撮テレビ番組にも関わり、アニメと特撮の間で活動し続けている 。
●前田久 (まえだ・ひさし)
1982年愛知生 。ライター。通称「前Q」。
大学在学中から「月刊ニュータイプ」「オトナアニメ」などで執筆。NHK−FMの「ゆうがたパラダイス 三森すずことアニソンパラダイス」のアニメ解説コーナー担当としてもファンに親しまれた。イベント「日本オタク大賞」「アニソン大賞」などにも関わり、声優やアニソンといったジャンルも積極的に取材するなど現代のアニメカルチャーをマルチにフォローする活躍を見せている。「新世紀エヴァンゲリオン」の放送時に中学2年生だった、自称“リアル碇シンジ世代”。
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