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【アーカイブ販売】『書店員の怒りと悲しみと少しの愛』刊行記念トークイベント 飯田一史(出版ジャーナリスト・ライター)×篠田宏昭(増田書店)×長嶺昌史(knott books) 「大変すぎる!書店員の仕事 現場の実感と業界構造・歴史の交差から考える」

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※イベントは2026年3月14日、今野書店主催で開催されました。
※本チケットは2026年7月25日までの限定販売です。
※ご購入後は2026年8月25日までの期間、何度でもご視聴いただけます。

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書店員のリアルで切実な声を集めたエッセイ集『書店員の怒りと悲しみと少しの愛』(knott books)が2026年2月20日に発売されました。

   


この書籍のなかには、書店の仕事の大変さや苦労、出版業界や出版社に対する不満などが具体的なエピソードとともに綴られています。

   


イベントでは、出版業界の構造や歴史に造詣が深く、出版社での勤務経験もある飯田一史さんをお招きし、増田書店店長の篠田宏昭さんとともに、出版業界の構造的な問題なども見ながら、どうして書店がこのような環境に置かれており、書店員の労働条件が悪くなっているのか、ということについて考えます。

   

書店の苦労、業界のおかしなところ、書店&出版社両方の立場からの出版社批判等々、様々な論点が上がった今回のイベント。

   

業界のこれからを担う出版社の方々や、日々疑問を抱きながら働く書店員の方々にぜひ聞いていただきたいトークです。

   

もちろん書店好きの読者の方々も。

   

ぜひぜひご視聴ください!

   

書店員の方は割り引き価格でご購入いただけます。

   

【サンプル動画】画質・音質はこちらからご確認ください

◆登壇者プロフィール ◆

●飯田一史

出版ジャーナリスト・ライター。1982年青森県むつ市生まれ。中央大学法学部法律学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻修了(MBA)。出版社にてカルチャー誌やライトノベルの編集者を経て、独立。マーケティング的視点と批評的観点から出版産業、読書調査、子どもの本、マンガ、ウェブ小説、ウェブトゥーン等について取材、執筆している。著作に『この時代に本を売るにはどうすればいいのか』(星海社)、『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』『「若者の読書離れ」というウソ』(平凡社)、『いま、子どもの本が売れる理由』『ウェブ小説の衝撃』(筑摩書房)、『作文ぎらいのための文章教室』『ウェブ小説30年史』『マンガ雑誌は死んだ。で、どうなるの?』(星海社)など。

●篠田宏昭

国立市の増田書店店長。1982年、東京都立川市生まれ。2008年から増田書店勤務。2014年から店長。増田書店は1948年創業の老舗。

●長嶺昌史

書店でのアルバイト、洋書の取次での勤務を経て、2012年に人文書の出版社に入社。営業として14年間勤務したのち、2026年に退職してひとり出版社を開業。

◆書籍情報◆

『書店員の怒りと悲しみと少しの愛』

大塚真祐子/水越麻由子/篠田宏昭/前田隆紀/笈入建志/モーグ女史/小国貴司/嶋田詔太 (著)

発行:knott books

2026年2月20日発売

本体価格1,900円+税

出版不況といわれて久しく、売り上げがピークの半分になってもいまだ改善する兆しは見えない。
その状況はとくに紙の書籍の市場で顕著であり、人件費や賃料、光熱費の高騰もあって、新刊書店の商売はすでに成り立たなくなりつつある。現場で働く書店員は、少ない人手で、毎日大量に入荷してくる新刊をさばき、レジをまわすだけで手いっぱいで、売りたい本のための販促にまわす余力もなく、疲弊している場合も多い。

そんな状況に加えて、本屋なのに入荷数が分からないから新刊の予約が受けられない、注文していない本が勝手に入荷する、人手が足りないのに雑誌に付録までつけなければならない、出版社の帯にコメントが採用されたのに報酬がない、などなど、書店員のやる気を削ぐような無駄や理不尽がまかり通っているのもまた書店の現場である。

だが、書店員自身が、その不満や怒りを吐露する場は多くはなく、大っぴらにするのが憚られる雰囲気があるのもまた事実である。いまどれほど書店の現場が疲弊していて、書店員が何を考えて仕事をしているのか、何に怒っていて、何に不満があるのか、それはほとんど知られないままである。

この本は、さまざまな立場の書店員による、書店の苦境や書店員であることへの思い、出版業界の不満や出版社への不信感、本や読者への思いを一人称で綴った怒りと悲しみと愛の記録である。


【本文より】
書店って川の流れで言ったら一番下流なんだなあと思う/書店員の働きをナメてませんか?/「本が好き」という気持ちに対価を要求するのは、下品なことだろうか/勤務時間内に売りたい新刊のゲラを読むような余裕がほしい/粗雑な本と刊行点数の多さは、版元の事情によるものでしかない/新刊の箱を開けていると、最近は流れ作業の最後の仕事をやっているという気持ちになる/大量の本が目の前を目まぐるしく通過していく/下流域にいる書店にとって新刊配本はブラックボックス/他の業種の人から見たら驚かれるほど低い利益率なんだなあ/そもそも、賃金が低いため、買いたくとも本が買えない/まあしかし、とりあえず、定年まで働けるんだろうか/出版社と書店で「効率的に売るため」の情報共有がなぜできないのだろう/書店で働く人たちのことを出版業界はどう思っているのだろう/私たちはしょせん捨て駒であり、代わりなんていくらでもいる


目次
序章 書店員の仕事はシット・ジョブなのか? 大塚真祐子
第1章 下流で考える 水越麻由子
第2章 だから、若い人たちが、彼らと同時代のものを読み、全人生を通じて彼らの友であり続けるはずの本を手に入れる必要があるのだ。そのためには、 篠田宏昭
第3章 本屋で働いている 前田隆紀
インタビュー 町の書店のいまとこれから――往来堂書店・笈入建志氏
第4章 今夜のカレーと、明日の書店 モーグ女史
第5章 出版をめぐる生態系(へのグチと希望) 小国貴司
第6章 たぶん、そうじゃない本屋の話 嶋田詔太
第7章 本当の本屋の話をしよう 大塚真祐子
あとがき

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〈主催〉
今野書店


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