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【アーカイブ販売】『満月が欠けている』刊行記念トークイベント 穂村弘×上坂あゆ美 「自分の性質を踏まえた生き延び方」

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※イベントは2025年8月10日、今野書店にて開催されました。
※本チケットは2025年11月30日までの限定販売です。
※ご購入後は2025年12月31日までの期間、何度でもご視聴いただけます。

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穂村弘さんの新刊『満月が欠けている』は、生い立ち、病気が発覚してから20年が経過した不治の病・緑内障になって考えたこと、家族、身近な人たちの死、短歌など、穂村さんの半生を語った側面を持ち、「弱さ」をはじめとする穂村さんの作品に通底する重要なテーマにも迫っています。

本書の刊行を記念し、著者の穂村さん、歌人・エッセイストの上坂あゆ美さんにご登壇いただくトークイベントを開催します。

 本イベントのタイトルは、上坂さんの著作『地球と書いて〈ほし〉って読むな』の「あとがき」の中に登場する言葉です。上坂さんは「私がずっと知りたかったのは、『この最悪な世界でなんとか生き延びる方法』だったんだ」と語られます。

トークイベントでは、歌人・エッセイストという共通点があるお二方が、それぞれの偏った「性質」について語り合いながら、「この世界を生き延びる方法」について考えてゆきます。

<書籍紹介>

『満月が欠けている 不治の病・緑内障になって歌人が考えたこと』

穂村弘 著

出版社:ライフサイエンス出版
発行年月:2025年7月11日

本体価格:2,000円+税

生い立ち、家族、病気、身近な人たちの死、短歌、生きるとは……?
穂村弘作品の解像度が上がる「弱さ」を巡る語り(ライフストーリー)

「人間の最終的な目標は生きるのほうのはずです。多くの人が死ぬ時に後悔するのは生きのびることに資源を割き過ぎたということなんですね。
「もっと純粋に生きることに熱中すれば良かった」と思う。
でも、死ぬまでの時間を何十年も引き延ばされてしまうと、生きのびることの強制力のほうがどうしても強くなってしまうんです。」(本文より)

現代短歌で「穂村弘以前」「以降」と区切りがつけられる日本を代表する歌人の著者は、短歌にとどまらずエッセイ、絵本など多岐にわたる活動を展開している。近年著者の作品は、文学、思想、アート、音楽など多方面の若い世代の表現者にも影響を与え続けている。
本書は著者の生い立ち、病気が発覚してから20年が経過した不治の病・緑内障になって考えたこと、家族、身近な人たちの死、短歌など、著者の半生を語った側面を持つ。
さらに、著者の語りを通して「弱さ」「ワンダー」「シンパシー」「生きる」「生きのびる」といった著者の作品に通底する重要なテーマにも迫る。

本書は著者による「瞳を巡る短歌」の解説「満月が欠けている」、著者の緑内障の主治医・後藤克博氏との対談「今日は患者の君の目を診る」、長年の友人で精神科医である春日武彦氏と病気、生と死について語り合った「天国に格差はある?」を収録する。穂村弘入門としてお勧めしたい1冊。

<登壇者プロフィール>

●穂村弘(ほむら・ひろし)

歌人。1962年北海道生まれ。90年、第一歌集『シンジケート』でデビュー。

短歌をはじめとして、エッセイ、評論、絵本、翻訳などを手がける。

著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』『世界音痴』『にょっ記』『本当はちがうんだ日記』『短歌のガチャポン』『蛸足ノート』など。2008年『短歌の友人』で伊藤整文学賞を受賞。同年、石井陽子とのコラボレーションであるメディアアート作品『火よ、さわれるの』でアルス・エレクトロニカインタラクティブ部門栄誉賞を受賞。17年『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、翌年『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

●上坂あゆ美(うえさか・あゆみ)

1991年生まれ。2022年に出版した第1歌集『老人ホームで死ぬほどモテたい』が話題に。その他の著書にエッセイ集『地球と書いて〈ほし〉って読むな』、2025年5月に文筆家・ひらりさとの共著で『友達じゃないかもしれない』を刊行。

Podcast番組『私より先に丁寧に暮らすな』パーソナリティ。

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