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【アーカイブ販売】『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』(松柏社)刊行記念トークイベント  山本 薫×柴田元幸 「重厚で深刻か、軽やかでしなやかか──ジョウゼフ・コンラッドを考え直す」

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※イベントは2025年4月20日、今野書店にて開催されました。
※本チケットは2025年7月31日までの限定販売です。
※ご購入後は2025年8月31日までの期間、何度でもご視聴いただけます。

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ロバート・ハンプソン『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』の刊行を記念して、訳者の山本薫さんと、『ロード・ジム』や「秘密の共有者」の訳者でもある柴田元幸さんのトークイベントを開催します。

コンラッド没後百年にあたる2024年の12月に刊行された『評伝ジョウゼフ・コンラッド』は、過小評価されてきた〈女性が主人公の後期作品群〉〈フランスが舞台の晩年の歴史小説群〉〈その商業的成功に寄与した北米市場〉に光を当て、「船乗り」「海洋小説の作家」「孤高の前衛文学の旗手」といった根強いコンラッド像を覆していきます。

そんな本書の面白さにいち早く注目し翻訳した山本さんと、「コンラッドは重厚さと一体の可笑し味が素晴らしい」とおっしゃる柴田さんに、巨匠を「重さ」から解放するべく、その作品のもう一つの面白さについて語っていただきます。是非ご参加ください!

<書籍紹介>
『評伝ジョウゼフ・コンラッド:女性・アメリカ・フランス』

著者:ロバート・ハンプソン

訳者:山本薫


   
出版社:松柏社
¥3,000(本体)+税   発売日:2024年12月23日

没後百年、支配的な価値基準のもとで繰り返されてきた「船乗り」「海洋小説の作家」というコンラッド像が覆される時機が来た──

目次
序 章 コンラッドのイメージ
第1章 ウクライナに生まれて
第2章 英国商船隊の船員として
第3章 マレー小説
第4章 コンラッドと文学市場
第5章 マーロウと『ブラックウッズ・マガジン』
第6章 二つのアメリカ、ナショナリズム、帝国
第7章 アナキストとスパイたち
第8章 裏切りと神経衰弱
第9章 ポーランド再訪
第10章 コンラッドと女たち
第11章 商業的成功と北米
第12章 コンラッドとフランス
結び
謝辞/訳者あとがき/参考文献/註/索引

<登壇者プロフィール>

●山本薫(やまもと・かおる)

大阪市生まれ。イギリス文学研究者、滋賀県立大学准教授。著書にRethinking Joseph Conrad’s Concepts of Community: Strange Fraternity(Bloomsbury)、『裏切り者の発見から解放へ──コンラッド前期作品における道徳』『「自己」の向こうへ──コンラッド中・短編小説を読む』(共に大学教育出版)、訳書にジョウゼフ・コンラッド『放浪者 あるいは海賊ペロル』〈ルリユール叢書〉(幻戯書房)、ロバート・ハンプソン『評伝ジョウゼフ・コンラッド──女性・アメリカ・フランス』(松柏社)。ジョウゼフ・コンラッド『ノストローモ』、『黄金の矢』(いずれも〈ルリユール叢書〉幻戯書房)を刊行予定。

●柴田元幸(しばた・もとゆき)

1954年、東京生まれ。アメリカ文学研究者、東京大学名誉教授、翻訳家。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザー、スチュアート・ダイベック、スティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウン、バリー・ユアグロー、トマス・ピンチョン、マーク・トウェイン、ジャック・ロンドン、ジョゼフ・コンラッドなど翻訳多数。『生半可な學者』(白水社)で講談社エッセイ賞、『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)でサントリー学芸賞、『メイスン&ディクスン』(新潮社)で日本翻訳文化賞、また2017年に早稲田大学坪内逍遙大賞を受賞。 文芸誌『MONKEY』(スイッチ・パブリッシング)責任編集。


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