涙のつぶを押し出してしまうまぶたのちから

  • カテゴリー: 今野書店

三連休の中日です、こんにちは今野書店です。

 

明日14日は成人の日ですね。

成人式を控えている若人は過度にうきうきしたり、親御さんは娘息子のそんな姿を見てじんわりしたりするものですか?

私が親なら365日×20年、ずーーーっと感慨深くて、その状態がストレートで、子どものことを「かわいいかわいいたんぽぽちゃん」と呼んでみたり、それが年頃の息子ならジャニーズ事務所に履歴書を送ってみたりするでしょう。

 

かくいう自分の成人式は、出費と、手間と、早起きと、同級生たちの「写真撮ろ~~♪」に追われる(友達がいないので写真は追われないかもしれない)のが嫌で嫌で嫌で出席しませんでしたし、親にも「振り袖姿が見たい」と背筋の凍るような台詞を言われなかったので、自宅のベッドで関ジャニ∞の番組を見ていた気がします。

 

脳の皺が薄くなりつるつるになっても、まるで初見のように感動しているので、この日もどうせ見ていました。

 

 

えーえんとくちから


26歳で夭折した笹井宏之さんの歌集「えーえんとくちから」が文庫化しました。筑摩書房さん、ありがとうございます。

 

歌集の文庫化なんて灯台下暗しなうえに青天の霹靂です。

(余談:かつて東京大学には東大モトクラシーというセクシャルマイノリティの方のサークルがあったそうです。粋だね)

 

笹井さんの歌を詠んで聞かせて育った綿花で織った、きらきら光って柔らかい衣で、いい匂いのする生まれたての子犬の顔を拭ってあげたいくらい好き。

 

 

「はなびら」と点字をなぞる ああ、これは桜の可能性が大きい

 

 

 

 

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